坐骨神経痛

2023.10.06

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは?

 坐骨神経は人体の中で最も太く、長い神経で、お尻付近からつま先まで伸びる神経です。この神経が日常生活やスポーツなどにおいて圧迫されるなどの刺激を受けると下肢の後面を中心にお尻からつま先にかけて、電気が走ったような痛みや痺れ、だるさなどを感じることがあります。これが坐骨神経痛です。

 坐骨神経痛はあくまで症状の一つにすぎず、症状が出現する方は何らかの明確な原因があることが多いです。

 原因としては

①腰椎椎間板ヘルニア

②腰椎すべり症

③梨状筋症候群

④腰部脊柱管狭窄症

などが挙げられます。

 

気温が低い季節は要注意

 気温が下がり、身体が冷えがちになる秋~春初旬にかけては特に注意が必要です。気温が低くなると筋肉や関節は硬くなり、伸びにくくなります。硬くなった筋肉や関節はとっさの動きによる引き延ばされる動きに弱く、傷つきやすくなります。そのため秋~春初旬は坐骨神経症状の方が多く来院されます。

 

予防するためには

 これらの障害を予防するにはストレッチ、適度な運動、身体を温めるなどが必要になってきます。私生活で気を付けることとしては長時間の座り姿勢を避ける、ベッドや床、低いソファなど股関節を深く曲げるような姿勢を避けることが重要となってきます。ただし、坐骨神経痛が出現している方のハムストリングスのストレッチ(長座体前屈)は症状を悪化させる恐れがあるため避けましょう。



スタッフ 川村 航平